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株式会社ネイチャーラボによるコエンザイムQ10成分量偽装事件について
【2006年1月15日】
昨年のニッショク株式会社によるコエンザイムQ10成分偽装に続き、株式会社ネイチャーラボによるコエンザイムQ10成分偽装事件が
表面化しました。先ず、ヤフーニュースによる事件の一報を紹介します。
〜【コエンザイムQ10:表示量含まれず、公取委が警告】
老化防止や疲労回復に効果があるとされるビタミン様物質「コエンザイムQ10」入りの健康食品
を巡り、実際の含有量が表示された数値より少ないのは景品表示法違反(優良誤認)の恐れがあると
して、公正取引委員会は12日、健康食品会社「ネイチャーラボ」(東京都渋谷区)に警告した。
公取委によると、同社は04年11月から昨年3月まで「MVPコエンザイムQ10 9000ミリ
グラム」、「MVPコエンザイムQ10包接体 9000ミリグラム」という錠剤状の健康食品を販売
。いずれも容器には、3粒にコエンザイムQ10が300ミリグラムが含まれると表記していたが、
オリゴ糖などを含んだ数値で、コエンザイムQ10のみでは18ミリグラムだった。
毎日新聞 2006年1月12日 18時47分 (最終更新時間 1月12日 19時23分)〜
今回問題となった「コエンザイムQ10包接体」というのは、元来、脂溶性で体内への吸収率が非常に悪いコエンザイムQ10をオリゴ糖により
包接化し、分子レベルに細分化させることによって体内への吸収率をアップさせたものでシクロケム社等により開発されたものです。コエン
ザイムQ10包接体のうち、約20%がコエンザイムQ10自体の成分であるといわれています。つまり今回の製品の場合、1日摂取量がコエン
ザイムQ10包接体として300mgですから正味のコエンザイムQ10は60mg程度含まれていると考えられますが、上記の通りたったの18mg
しか含まれていなかったわけです。
この問題を整理すると、
@ コエンザイムQ10包接体のうち約20%がコエンザイムQ10自体の成分であるにもかかわらず、コエンザイムQ10包接体の容量(=300mg)
すべてがコエンザイムQ10自体の成分量であるかのように偽装表示したこと。
A 本来、1日摂取量として60mg含まれているべきコエンザイムQ10自体の成分量が、たったの18mgしか含まれていなかったこと。
以上、2点が大きな問題であるといえるでしょう。このうち@について今回、公正取引委員会が景品表示法に違反するおそれがあるとして、
警告という行政指導を株式会社ネイチャーラボに対し行いました。しかし、Aについては事実として公表しているものの公正取引委員会としての
指導、罰則などはないようです。
昨年のニッショク株式会社による事件の場合は、海外の原料仕入先業者による偽装の影響を受けたと言えない事もなかったのですが、今回の
事件は、当のネイチャーラボ社も@についてはホームページ上で警告の指導があったことを認めています。しかし、より重大ともいえるAについ
ては一切触れてはおらず、このまま隠蔽しようとする意図が見え隠れします。
サプリジャンキーズにおいては、コエンザイムQ10包接体の偽装表示について「コエンザイムQ10を比較」のページで注意喚起していましたが、
今後、個々の製品について成分量表示をチェックしていこうと考えています。
又、この事件については再発防止の意味においても続報を掲載していきます。
(以上2006年1月15日)
【2006年1月16日】
本日、この事件でネイチャーラボ社へ警告という行政指導を行った公正取引委員会事務総局経済取引局取引部景品表示監視室へ、事件の
詳細を確かめるべく電話による問い合わせを行いました。その結果、昨日(1/15)の私の認識に誤りがありましたので訂正いたします。
私はこの事件を2つのポイント(上記の@・A)に分けて考えていましたが、公正取引委員会の見解は・・・・・
ホームページ上にも書かれていますが、
「3粒中主要成分 コエンザイムQ10包接体300mg」と記載することにより、あたかもコエンザイムQ10自体が300mg含まれ
ているように錯覚させた上、実際の製品には3粒中コエンザイムQ10は18mgしか含まれていなかったこと
が警告に至った原因で、製品の特性であるコエンザイムQ10包接体のうちの20%がコエンザイムQ10そのものであるということは、念頭に
おいていないそうです。つまり、昨日の私の認識では
「本来、60mgであるべきものが18mgしかなかった」
だったのですが、公正取引委員会のスタンスは
「300mgと表示したものが実は18mgしかなかった」
ということでした。
こうして比較してみると、私の認識より公正取引委員会の認識の方がある意味で厳しい見方といえますが、この問題の本質は偽装の量の問題で
はなく、成分量を偽装することがいとも簡単に行われ(その間も商行為は継続され)、それが発覚しても自社のホームページ上で言葉巧みに言い訳
をし簡単な謝罪をすれば、「警告」程度の実質的に何ら罰則の伴わない行政指導で一件落着してしまうことにあると思うのですが・・・・・。
(以上2006年1月16日)
【2006年1月17日】
昨日、ネイチャーラボ社のホームページ上での説明と公正取引委員会の警告の趣旨に食い違いがあることを書きましたが、本日、その真意を
確認するべく、ネイチャーラボ社へ問い合わせのメールを送付しました。
ネイチャーラボ社へ問い合わせたメールの内容はこちら
ネイチャーラボ社より回答がありましたら、ご報告いたします。
(以上2006年1月17日)
【2006年1月25日】
1月18日に、ネイチャーラボ社より回答がありましたので原文どおり以下に掲載します。
藤田 孝一 様
お問い合わせをいただきました件について回答致します。
この度警告を受けた商品は「MVPコエンザイムQ10 9000mg」
「MVPコエンザイムQ10包接体 9000mg」であり、これらのCoQ10原末の濃度は
いずれも6%であるため、300mg/日の6%にあたる18mgがコエンザイムQ10原末と
なっております。
ご指摘の20%とは、平成17年4月より販売致しております「MVPコエンザイムQ10
包接体+αリポ酸」のCoQ10濃度であり、こちらの商品は今回の警告対象外です。
この度は、お客様に誤認を与えるような表示によって混乱を招いたことにつき、誠に
申し訳なく思っております。
弊社としましては、今回の警告を真摯に受け止めると共に、景品表示法に則り、従来
以上にお客様が安心してお飲みいただけるような表示に努めて参ります。
株式会社ネイチャーラボ カスタマーサービス
〒150-0012 東京都渋谷区広尾1-1-39
恵比寿プライムスクエアタワー11F
⇒ フリーダイヤル 0120-326-814 (受付時間10:00〜19:00)
⇒ TEL 03-5774-8866
⇒ FAX 03-5774-8899
⇒ cs@naturelab.co.jp
⇒ http://www.naturelab.co.jp/
上記の回答は、私の問い合わせ内容全てを満足するものではなかったため、改めて本日15:00頃電話にて問い合わせてみました。
しかし、「担当者は席を外している」とのことで折り返しの連絡を待ったが、18:30になっても連絡がなかったので再度こちらからかけ
直すと、「担当者は外出してしまった」とのこと。何とも不誠実な対応にあきれたが、担当者の氏名を確認したので明日、再度かけ直す
こととします。
(以上2006年1月25日)
【2006年1月26日】
本日、ネイチャーラボ社へ「原末濃度6%のコエンザイムQ10包接体の製造メーカー及び調達経路」について確認したところ、米国ワッカー
ケミカル社の製品を、日本の総代理店であるシクロケム社を通じてではなく米国の代理店から仕入れているとの回答であった。しかし、本当
に「原末濃度6%のコエンザイムQ10包接体」が米国ワッカーケミカル社の製品であるかについて再度、詳細な回答を求めました。
(※ 日本の総代理店であるシクロケム社では、過去においても「原末濃度6%のコエンザイムQ10包接体」を取り扱ったことがないことを確認
しています)
(以上2006年1月26日)
【2006年2月1日】
1月30日にネイチャーラボ社より「原末濃度6%のコエンザイムQ10包接体」に関して回答がありました。内容は「原末濃度6%のコエンザイム
Q10包接体」は、ワッカーケミカル社より米国の代理店を通じて仕入れており、現在販売されている同種の製品(濃度20%)も同ルートであると
のことでした。
(※ 再度、日本の総代理店であるシクロケム社へ確認しましたが、ワッカーケミカル社では「原末濃度6%のコエンザイムQ10包接体」は過去
においても製造していないと明言しています。)
「原末濃度6%のコエンザイムQ10包接体」の真相は明らかになっていませんが、いずれにしてもネイチャーラボ社がコエンザイムQ10サプリ
メント製品の成分含有量を偽って表示・販売していたことはまぎれもない事実です。
サプリメント製品の成分含有量の適正表示を推進するサプリジャンキーズとしては、今後も注意深くウォッチしていきます。
(以上2006年2月1日)
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